▶Power BIを使ってみることにしました
弊社では、「BIツール」と「弊社製品DWH(CLOUDSHIPとRealBoard)」 を連携させ、データ活用をより効果的に行い、サービスを提供していくことになりました。
そして、検討の結果、以下を要するBIツールを探すことに決めました。
【BIツール選定の観点】
・価格と機能のバランスの良さ
・要望に応じて、高度な分析機能を扱える
・参考情報が多い
その結果、「Power BI」というBIツールを選定しました。
▶Power BIとは?
Power BIは、Microsoftが出しているBIツールで、データ準備/モデリング機能や、多彩な可視化、レポート/ダッシュボード作成ができ、分析をするうえで必要十分な機能が無料で使用できます。
また、有償となりますが作成したレポートをクラウドで共有する機能や、AI分析など高度な分析機能も備えています。
マイクロソフトが提供する参考情報が豊富で、記事だけでなく動画もあり、始めやすいのも魅力の一つです。
ここで言うBIとは、 Business Intelligence ビジネス・インテリジェンスの略で、多種多様なデータを経営改善に活かすプロセスのことです。
BIツールは、このデータを分析・計算・可視化する際に活用するソフトウェアで、現在多くの製品が存在します。
「Tableau(タブロー)」も有名なBIツールの一つですが、今回は導入コストの面でPowerBIを選びました。必要十分な機能が無料で使えるからです。
ちなみに、共有機能やAI分析機能などを搭載した有償ライセンスを契約しても、Power BIの方が基本的に安いです。
★ BIツールについて詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ →「BIツールってなんだ?」:https://www.blog.promptk.jp/post/_bi-1
▶どのライセンスを契約するか?
Power BI を使うには、ライセンスを契約する必要があります。
Power BI には4つのライセンス形態があります。以下に簡単にまとめました。
可視化機能の項目はBIツールの一番基本的な機能ですので、記載していません。
図を見ると、Free版でもデータ分析を行う十分な機能を備えています。 一人でデータの分析をする場合に向いています。
Pro版はFree版の機能に、共有機能を加えたものです。
チームで共同作業をする場合に向いています。
例えば、ワークスペースと呼ばれる機能を用いて、複数人で共同でレポート作成ができたりします。
また、作成したレポート/ダッシュボードをほかメンバに共有することができます。
ただし、共有されたものを閲覧するには、閲覧する側もPro版のライセンスを契約する必要があります。
Premium版は、AI分析や柔軟なリソース管理機能など、高度な分析や組織で効率的に運用するための機能が組み込まれています。 高度な分析作業や大人数で利用する場合に向いています。
Premium版は2種類あり、ユーザライセンス型とテナント型(容量型)に別れます。
「ユーザライセンス型」は単純にPro版に高度な分析機能が加えられたものです。
「テナント型」は、弊社で利用を想定しておらず、複雑なのでここで詳細は割愛しますが、例えば、「500人以上いるような企業で、データアナリストチームがPowerBIで作成したレポートやダッシュボードを、会社のみんなで閲覧できるようにする」場合は、こちらのライセンスを選択すると、コスト面でメリットがあります。
以上のことから、弊社ではまずはFree版を採用し、下記を進めていきます。
・「Power BIの使い方と機能」の調査
・想定している弊社製品とBIツールの連携が「Power BI」で可能か
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