Claude3のAnthropic APIをGoogle Colaboratoryから使ってみた学習の記録です。
はじめに
本記事では、Google Colaboratory(略称: Google Colab)からClaude3のAnthropic APIを呼んでみたので記事にまとめました。
参考にした記事
Google Colab で Claude 3 の テキスト生成 を試す
Claude3のAnthropic APIとは
Anthropic社「Claude」のAPIが「Anthropic API」として公開されています。
私は個人的にClaudeを有償契約「Subscribed to Pro」しているのですが、別途でAPIを使うには契約が必要です。(といってもクレジットカードの登録だけ)
自分のClaude契約に付属しているのかと思ってましたが、OpenAIよろしく別契約になっています。
クーポンGETは忘れずに
$5のクーポンがもらえるので忘れずに・・・自分は忘れて$5を自前で課金してしまいました。
記事で分かり難かったこと
このANTHROPIC_API_KEYの設定をどこにするか?
# 環境変数の準備 (左端の鍵アイコンでANTHROPIC_API_KEYを設定)
import os
from google.colab import userdata
os.environ["ANTHROPIC_API_KEY"] = userdata.get("ANTHROPIC_API_KEY")
Google Colabの鍵マークの中に「シークレット」というのがあります。
ここの名前に「ANTHROPIC_API_KEY」という名前をつけて値に、ANTHROPICのSettingsの「API Keys」から取得したキーを格納します。
なお、このAPIキーは「Create Key」の時にしか取得できないので気をつけましょう。
Anthropic APIを試す
選べるモデル
クロード 3: 新世代AIモデルは下記の通りで、もちろん「Opus」を使います。
# | モデル | 最新の 1P API モデル名 |
1 | Claude 3 Opus(クロード 3 オーパス) | claude-3-opus-20240229 |
2 | Claude 3 Sonnet(クロード 3 ソネット) | claude-3-sonnet-20240229 |
3 | Claude 3 Haiku(クロード 3 俳句) | claude-3-haiku-20240307 |
やった内容
RAG的なソフトウェアを研究中ですが、ある程度のドキュメントを喰わせてどのような結果を返すか?試してみました。
殆ど同じような内容をWebアプリのClaude3でやってみているのですが、RAG的な実装をした場合どのように動くのか?APIコールで試してみています。
Claudeのアプリと違う所①
細かいオプション設定ができます。
これは、Workbench から指定出来るオプション類と当然一緒になっています。
この
system
で「あなたは○○だ!」と性格付けするのは面白いですね。
Claudeのアプリと違う所②
当たり前ですが、全部が一度に返ってきます。 Webアプリでは回答がキー入力されているような雰囲気で少しずつ表示され、あんまり待たされていない気もしますが・・・上手いこと作ってありますね。
実行結果
実行速度
トータルではあまり差がありませんでした。(私がやった処理ではどちらも合計して25秒前後でした)
処理内容
内容については、若干違いますね。
傾向としては、
Claude(Webアプリ):丁寧で十分なテキスト量
Anthropic API:簡素で短くなりがち
という感じでした。
GPT4との比較
OpenAPIを叩いた比較ができてないので、今回は見送りとします。
最後に
APIとしての評価は、概ね満足しています。 claude3 OpusのGPT4にも負けない性能が確認できたと思います。
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